メタボ健診の内容


メタボ健診が実際どういった健診を行うかという内容についてはあまり知られていません。

会社や地域でセミナーなどの説明会を開いて内容の説明を行っている所もあるようですが、徹底とは程遠い状況です。

そこで、メタボ健診の内容についてご説明したいと思います。

メタボ健診で検査するのは、腹囲、血圧、血糖値、コレステロール値の4項目です。腹囲はお腹のサイズを測り、脂肪の量を大まかに把握するために検査します。

血圧は生活習慣病である高血圧の診断を行うために測定します。血糖値も、糖尿病などの生活習慣病を診断する上で必要な指標なので測定します。

コレステロール値は肥満や動脈硬化などの病気を診断するため、そして食生活の乱れを判断する材料として検査を行います。

これらの項目で問題があると判断された場合、医師や保健士、または管理栄養士といった専門家と面接を行い、改善方法を一緒になって検討するという流れになります。

これまでの健康診断は、結果が出ても「病院に行ってください」という申告書を送付するのみで、強い勧告などはせず、個人に判断を委ねていましたが、このメタボ健診ではそこから更に一歩踏み込んだ健康診断を実施するということになります。

メタボ健診は、即命に関わるような病気を診断するものではありません。それ故に実際に数値を突き付けられても「まあ良いか」で済ませてしまう恐れがあります。

それをできる限り回避する為の処置と言えるでしょう。

メタボ健診の指導方法


メタボ健診では、腹囲、血圧、血糖値、コレステロール値の4項目を検査しますが、これらの数値があらかじめ定められた基準値を超えた場合、医師や保険士や管理栄養士と20分間の面談を行い、改善の為の指導を受ける必要があります。

その指導とは、主に原因の簡単な究明と生活改善の方法についての情報提示及び提案がなされます。

これまでの健康診断とは違い専門家の指導を実施するようになった理由としては、やはり自己判断では改善の可能性が低いという実績に基づいているかと思われます。

特に肥満体質の方は中々自力で生活習慣を変えるというのは困難を極め、みすみす病気になるのを見過ごしてしまう事態になっているのが実状です。

これを防ぐという意味でも指導は適切な処置でしょう。

腹囲及びBMIが基準値を超え、かつ中性脂肪または善玉コレステロール値、血圧、血糖値がいずれも基準値を超えた人に対しては、短期間の指導では改善が難しいので、三ヶ月以上の長期にわたる指導が行われます。

指導を受ける側もそうですが、指導する側にも相当な労力と根気を要することになります。無料という訳でもありません。

メタボ健診自体も無料としているところが多い上に、問題があった場合にそれを改善するとなれば、普通の医療費と同様に相応のお金が必要となります。

とはいえ、メタボ健診によって問題が見つかったからお金が必要になったという解釈は間違いです。

メタボ健診によって本来ならばかなりの金額を治療費に当てなければならないところを小額で済んだと考えれば、出費するにしても損した気分にならずに済みます。

メタボ健診対策


我々国民はメタボ健診を受けなければならなくなった2008年ですが、それを前にして何かしなければならないことはないかと、少しばかりお悩みになっている人はいるでしょうか?

やはりメタボ健診という言葉には、どこか肥満であることを後ろめたく思わせるような響きがあります。

少しでも検査結果を良くしたい、肥満だと思われたくない、自分自身思いたくないという人は結構いる筈です。

そう思った時がチャンスです。メタボ健診に備え、色々と対策を練ってみましょう。

まずはやはり生活習慣の改善です。健診までの間、少しでもいいのでこれまでの生活習慣を省みて、明らかに健康に悪い部分を直して生きましょう。

夜間や食間に恒例にしていた間食を減らすのはどうでしょう。いきなりゼロにしてしまうのではなく、少しずつ減らしていけばいいんです。

運動も有効です。起きてすぐの30分、眠い目をこすりながら家の周りをゆっくり走ってみる程度で構いません。どうせボーっとしている時間なのですから、取り立てて損することはありません。

これだけでも、健診には大きく影響してきます。

メタボ健診があるから、その検査結果を少しでも良くするために対策を練るというのは、少し不埒に思ってしまう人もいるでしょう。

しかし、そう思う必要はまったくありません。メタボ健診の目的はむしろそこにあるからです。

メタボリックシンドロームは、中々自分から予防しようとか検査しようという気になれない病気です。よほど深刻な状態にならない限り、痛いなどの自覚症状が出てこないからです。

その警鐘という意味で実施されるのです。その対策として食事制限や運動を始めるのは、至って健全なのです。

健診にのぞむ心構え


メタボ健診に備え、少しでも良い結果が出るようにしたい、できる限り恥はかきたくない、不安材料を増やしたくないと願うのは当然のことです。

しかし、あまり思いつめる必要はありません。平常心、つまり普通の心構えで良いのです。

メタボ健診は、あくまで病気の予防及び治療の為の制度です。今の自分自身の健康状態がどうなっているのかを探る為のものです。

そういう意味では、これまでの健康診断と何ら変わりはありません。自分が太っているから肥満だからと憂鬱になる必要はないのです。あくまでも病気を見つけることが目的なのですから。

とはいえ、検査項目の数値が結果として出る以上、少しでも良い数値が出るようにしたいと思うのが人情です。

中には無理やりテストを受けさせられるような気分の人もいるかもしれません。

メタボ健診は、実際テストのような要素もあります。それは「健康テスト」です。それに不合格だった場合は、指導を受け是正されます。その部分は否定できないところです。

心構えとしてテストを受けるというような心構えで挑むのはあまり良くないですね。

自分が今どう言う状態なのか、どうすれば今後メタボリックシンドロームにならずに済むのかを知る良い機会だと思って受けるのが好ましいでしょう。

国の政策について納得がいかない人もいるでしょう。それは置いておいて、まずは受けてみることです。その中で自分の利益にも繋げられますし、活発な意見交換を行えますから。

メタボ健診の講座


メタボ健診が始まるというのはだいぶ浸透しているようですが、メタボ健診自体どういうものなのかについては未だにはっきりしないという人が多いのではないでしょうか。

それ以前にメタボとはどう言うことなのか、いまひとつ把握していない人も少なくないかと思います。

そういった人たちの為に現在様々な所でメタボについての講座が開かれています。

講座を開く人たちは、主に医学博士や管理栄養士、大学教授などといった専門家です。内容は当然ながら講座によって様々なのですが、共通して言えるのは、ダイエットに対する正しい知識とメタボリックシンドロームの予防方法などをわかりやすく解説するものということです。

メタボ健診はもし問題があった場合は指導を受けるようになっています。その指導時間は20分と定められており、それ以上となると個人での病院訪問あるいは管理栄養士への助言要請となるので料金が発生します。

何の知識もなく説明を受けるというのは、あまり頭に入らず有意義な時間にはなかなかなりません。そこで、メタボ健診を受ける前に講座を聞いておくことをおススメします。

講座によって有料だったり無料だったりですが、特別高いということはまずありません。講座を開く人はほとんど例外なく話が上手いので、頭には入りやすいかと思います。

メタボ健診がこれから義務付けられて行く中で、メタボに関しての知識を頭の中に備えておくという意味では、講座を受けておいて損はないでしょう。

メタボ健診と管理栄養士


まだまだメタボ健診の下地は完成しているとはいえません。特に深刻なのが管理栄養士の不足です。

管理栄養士とは栄養士法によって定められている資格のことで、この資格を有する者は傷病者に対する療養を目的とした栄養指導、個人の状態に応じた高度な専門的知識や技術を要する健康の保持増進を目的とした栄養指導、特定多数の人間に対し断続的に食事を供給する施設においての利用者の身体状況や栄養状態に応じた特別配慮を必要とする給食管理などを行う施設に対する栄養改善を目的とした栄養指導などを行うことができます。

メタボ健診は特に食生活に対して警鐘を鳴らす制度です。管理栄養士の指導は医師以上に大きな目玉であり、絶対に欠かすことのできない必須事項です。

それを十分に行えるだけの管理栄養士が全国にバランスよく存在しているかというと大いに疑問です。

そういった背景から、現在考案されているのが管理栄養士ビジネスです。管理栄養士ビジネスは、管理栄養士のネットワークを作成することで管理栄養士を必要としている企業や自治体に管理栄養士を派遣するというシステムの事業のようです。

この事業が成功すれば管理栄養士がバランスよく全国に供給されることになります。

管理栄養士にとっても折角資格を得たのに働き場所に不足しているとなると、知識や技術の持ち腐れになってしまいます。

メタボ健診がその腕を振るう場になるのは明らかなのですから、彼らをより良い環境へといざなう方法は絶対に必要といえるでしょう。

メタボ健診と管理栄養士ビジネス


管理栄養士の存在が、メタボ健診の義務化によってクローズアップされるようになって来ました。同時に、管理栄養士の不足が問題として浮き彫りになっています。

そこに着目しメタボ健診にとっても管理栄養士にとってもプラスとなるような事業として個人的に注目しているのが、アメーバブログというサイトで提案されている管理栄養士ビジネスです。

管理栄養士ビジネスとは、管理栄養士が不足している地域あるいは管理栄養士を必要としている企業や団体、地方自治体などに対し、管理栄養士を派遣するというビジネスモデルの事業とのことです。

管理栄養士のネットワークを形成し、どのような管理栄養士がどの地域にいるかというのをデータベース化し、情報公開をするという方法が考えられているようです。

具体的に実現するかどうかはわかりませんが、かなり良いアイデアではないでしょうか?

管理栄養士という職業はまだとても一般的とはいえません。どの組織にどんな人がどれだけの人数存在しているのかも良く把握されていないですし、不足しているとは言うもののどの程度不足しているのか、そもそも全国に何人いるのかもあまり取り立たされていません。

そういう情報不足の状況において管理栄養士の情報を提供し、働く場所の需要と供給のバランスを整えるというのは、それぞれにとって非常に有益なことだと思います。

メタボ健診が問題なく実施される上で、この管理栄養士ビジネスというのはかなり重要なのかもしれませんよ。

メタボ健診による検査


メタボ健診の検査方法は、お腹の周りをメジャーなどで計測したり血液検査を行うという至ってシンプルなものです。

血液検査に関しては、従来の健康診断でも行われていることなので、メタボ健診用に特別な検査方法が用いられるということはありません。安心して検査を受けてください。

その一方で、血液検査を行う検査装置に関しては、各企業がこぞって新商品を開発しています。小規模の医療所や医療機関であっても十分に運用できる検査装置があった方がメタボ健診を円滑に行える為です。

人口の少ない村などでは未だに施設が十分でない医療機関も多く、そういった所には血液化学検査装置の常備が必須事項なのです。

メタボ健診が義務付けられたことで、地方の大規模、中規模の医療機関には数多くの人間が健診に訪れることが予想されます。

一極集中してしまわないよう小規模の医療機関に分散を図る必要があるのです。その為には、血液検査を円滑に行える装置が必要というわけですね。

特に人気なのは、小型でスリム化された装置で、机の上にも置けるくらいコンパクトになった装置が比較的安価で提供されるようになりました。各企業の努力の賜物と言えるでしょう。

メタボ健診におけるトラブルが頻繁に発生してしまうか否かは、血液検査装置がちゃんと普及できるかどうかに掛かっているといっても過言ではありません。

できる限り沢山の医療機関に行き渡るようにして、受診者の選択肢を広げて欲しいものです。

メタボ健診の無料化


メタボ健診は基本的には有料です。しかし、中には少数ながら無料化を発表している自治体も存在します。

仙台、大阪、北九州市、静岡県吉田町、沖縄県南風町が既にメタボ健診の無料化を発表しています。

メタボ健診を無料にするということは、大きなリスクが伴います。義務化されているわけですから、どれだけ市民、町民が不満に思おうとも結局は健診を浮けなければなりません。

税金が引き上げられ、ほとんどの国民が不満を唱えても結局支払うことになるのと同じですね。

当然その利益を見込む所も多く、それを無料にするのはあまりに勿体無いというのが本音であることに疑いの余地はなく、無料化を実施する自治体が少ないのはその為でしょう。

その中にあって何故無料化に踏み切る地方自治体があるのでしょうか?
それは、無料にすることで得られるメリットがあるからでしょう。

例えば、健診代は無料でもそのサポートに関してはそれなりの額のお金を支払うようなシステムだったり、地方の評判を上げる為だったり、他の市や県から受診者を呼び込むことで健診以外の部分での収入に期待したり……などといった思惑があるのかもしれません。

いずれにしてもメリットがない状態で無料化を実施するのは考えにくく、そのアテが確実に保障されるとも限りませんし、足並みをそろえないことで地方格差が開く可能性もあるので、無料が一概に優れた方針であるとも限りません。

自治体の目的はともかく、健診が無料というのは国民にとっては非常にありがたいことでしょう。

もっとも、その費用は税金で賄われることになるので、ありがたがる必要はないのかもしれませんが……。

メタボ健診のデメリット


メタボリックシンドロームあるいは現在の医療に対して様々な議論が、メタボ健診の義務化によってなされるようになりました。

特に近年ではインターネット上に自分の意見を活発に書くことができる掲示板やブログがある為、その意見は千差万別で非常に活発な意見交換が日々行われています。

その中にあってメタボ健診に対してもかなり取り立たされており、肯定的、否定的な意見双方が見受けられます。

今のところ、どちらかというと否定的な意見が多いようです。

メタボ健診自体は決してネガティブなものではありません。時間や料金が掛かる訳でもなく深刻な病気に発展する前に食い止めることができるのですから、デメリットよりはメリットの方が多いでしょう。

問題はそれを義務化することにあります。

メタボ健診を義務化したことで、国民はほぼ確実に何らかの形で消費をすることになります。それは健診料、指導を受けた際の治療費、それらに付随する交通費などの諸費用といったところです。

この負担を強いられることにイマイチ納得ができないという人は決して少なくないでしょう。

メタボ健診の義務化で発生するデメリットは他にもあります。それは環境の整備です。

現在の医療体制では全国各地どの医療機関でもメタボ健診が行えるという訳にはいきません。その為、早急な環境整備が必要とされるのですが、これにも相当な費用が掛かります。

恐らく実施されればこれ以上にデメリットと呼ばれるものも増えていくでしょう。

今後政府や医療機関がそれに対してどのような対処を行っていくのか、その動向に注目が集まることは間違いないでしょう。

メタボ健診用のキット


メタボ健診が義務化されたことにともない、メタボリックシンドロームや生活習慣病への不安や意識がかなり強まっています。

その背景からか現在、メタボリックシンドロームや生活習慣病を自宅で検査できる自己検査キットが注目を浴びています。

メタボ健診を受けるのだから、わざわざ自宅で検査する必要ないという人が多いかと思えば、実は全く逆なんですね。

公的な検査では良い結果を出したいというのが人情のようで、それまでにできるだけ体質を改善したいと願う人が多いようです。

腹囲と血圧はともかく、他の項目は実際に数値を計るのが難しくその数値がわからないことには、どれだけ改善されているかわからないのが実状です。

それを解決してくれるのが検査キットなんですね。

メタボリックシンドローム用の検査キットは主に血液を検査する為のキットです。自分で自宅で血液検査を行う訳です。

一見、非常に困難で危険なように思えますが、実際は非常に簡単です。

ガーゼで消毒液を付け、ランセットという針が出る器具で小さい傷を指に付け、吸引器で血液を吸出し、それを溶液ボトルに入れ、シリンダーをつかってろ過し密封するだけです。

そうして採取した血液を検査センターに郵送することで結果がわかります。項目によっては自分で判定できるものもあるので採取して直ぐに結果がわかる項目もあります。

速報性に優れている上に血液採取が非常に安全で手軽に行えるのが特徴です。

キットも非常に安価で、5,000〜8,000円程度で購入することができます。これなら大きな負担にもなりません。

メタボ健診を受ける前に、今の自分の状態がどうなのかを知る為にも検査キットを購入してみてはいかがでしょうか?